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マンジャロ

近年、肥満症治療やダイエットで注目されている「マンジャロ(一般名:チルゼパチド)」などのGLP-1/GIP受容体作動薬。強力な食欲抑制効果があるため、「マンジャロを打ちながら、さらに炭水化物を極限まで抜けば爆速で痩せられるのでは?」と考える方が増えています。

しかし、これは栄養学・医学的観点から非常に危険な組み合わせです。なぜお米(炭水化物)まで抜いてはいけないのか、3つの大きな弊害を解説します。

1. 筋肉量が激減し、代謝が落ちて「リバウンド体質」に

マンジャロ等の薬剤は自然と食欲が落ちて摂取カロリーが減るため、どうしても体脂肪だけでなく筋肉量も減りやすい状態になります。

ここに「炭水化物制限」を重ねると、体はエネルギー不足を補うために、自身の筋肉をどんどん分解してエネルギーを作り出そうとします(糖新生)。
結果として筋肉量が激減し、基礎代謝が落ちて「薬をやめた途端に以前より太りやすくなる」という最悪のリバウンド体質を作ってしまうのです。

2. 重篤な低血糖や「激しい倦怠感・頭痛」のリスク

マンジャロは血糖値を適切にコントロールする薬ですが、お米などの主食を完全に抜いて体内のブドウ糖が枯渇すると、重い倦怠感、めまい、頭痛、激しい疲労感に襲われます。

特に脳はブドウ糖しかエネルギーにできません。薬の効果と極端な炭水化物抜きが重なると、脳へのエネルギー供給が途絶え、日中の集中力や判断力が著しく低下してしまいます。

3. 便秘の悪化と「悪玉菌」の増殖

マンジャロの代表的な副作用に「胃腸障害(胃もたれや便秘)」があります。

ここでお米(特に冷めたお米や雑穀米)を抜いてしまうと、お米に含まれる重要な水溶性・不溶性食物繊維や「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」まで絶たれることになります。結果として腸内環境がさらに悪化し、頑固な便秘や肌荒れを引き起こす原因になります。